ヤキモチをやいたことから
友人の話です。 まだ20代前半で若かった頃、彼女にはひと回り以上も離れた彼氏がいました。
もちろん、その男性は妻子のある人でした。 年齢の割にはイケメンで、話も若々しい感じでした。 男性はおもちゃ屋さんの店長さんで、仕事の休憩時間に遊びに行っては次第に親しくなっていきました。
お店が忙しい時には手伝ったりして、店内でも付き合っていると有名になっていたほどです。 仲が良いだけなら良かったのですが、彼女は彼にこんなことを言われたそうです。
「あと100万円あったら、新しい車が買えるのになぁ。 あの車かっこいいやろ。 ◯◯のママにお願いしてお金借りようかな。 ワシが言えばお金貸してくれるねん。」そんなことを言われたそうです。
◯◯のママというのは飲み屋のママのことで、昔、彼と付き合っていたそうです。 彼女はヤキモチから、「私がお金貸してあげるから。」と言ったそうです。
消費者金融で借金をして、その返済をした
とは言っても、彼女にはそんな大金はありません。
そこで、消費者金融に出向き、男のために借金をしたのです。 借金の額は100万円です。 男にお金を渡すと、翌日には車を買っていたそうです。 男は借金を返すとは言いませんでした。
ですから友人は、毎月少ない給料から少しずつ借金の返済をしていきました。 そうこうしている時、友人はちょっとしたことから彼氏と別れることになりました。
その時です。 彼女は貸したお金を返して欲しいと言ったそうです。
男は買ったばかりの車を売り、100万円を用意しました。 そのお金で借金を返済し終えて完済したそうです。
この借金で、彼女はたくさんの勉強をしたと言っていました。